橋梁関連製品・工法
透明ボルトキャップSHELLPONS(シェルポンズ標識用)
英語:Shell...蓋、海老や蟹の殻
Pons...ポンっと装着
現場のニーズ
照明や標識、トンネルなどの取付ボルトの緩み、損傷等の異常は現地でたたき点検を行っていますが、落下事案がなくなりません。
また、本体に比べてボルトナットは腐食しやすい部位となっています。
標識柱
取付ボルト腐食事例
四国地方整備局 現場ニーズ・技術シーズのマッチング 現場試行状況
(道の駅空の夢もみの木パーク)
一般国道329号 沖縄県中条村久場 施工実績
ワンタッチで簡単に装着できる透明ボルトキャップ
透明ボルトキャップSHELLPONS(標識用)は、ボルトの落下対策と腐食対策を誰でも簡単に実現可能です。
キャップはドーム型に成形した透明ポリカーボネートをフレームとし、下部にEPDM製ゴムパッキンを組合わせた構造です。
キャップ設置時は母材にゴムスポンジを貼り付け、このゴムスポンジに合わせるように、ワイヤーで連結された落下防止キャップをボルト側とナット側を覆うように取り付けます。
適用箇所
- 普通ボルトダブルナット部位
- 落下対策が必要な路線
- 腐食しやすい地域
- 適用サイズM24,M22普通ボルト
特徴
- ボルトの落下対策と腐食対策が同時に可能。
- 連結ワイヤーがナットのゆるみを規制し、ボルトの落下を防止。
- キャップを設置することで、ボルトを保護する。
- 透明素材のためキャップをつけたままでも点検可能。
- 取付はゴムパッキン固定で接着剤等は不要なため誰でも施工可能。
落下防止機能
①正常時
合いマークずれ無し
②緩み時
合いマークのずれ
③最大緩み時
落下防止ワイヤーが緩みを
規制し落下しない
点検時の特徴
- 1)【キャップ設置時】キャップの有無で点検確認漏れを防止
- 2)【初期・中間点検】透明のため内部状況確認。
- 3)【初期・中間点検】キャップの合いマークのずれを確認。
- 4)【初期・中間点検】地上からキャップと母材の隙間で緩みを確認。
- 5)【定期点検】キャップを簡単に外して詳細点検可能。
- 6)【異常時】落下防止ワイヤーでボルトの落下を防止。
※初期・中間点検→外観目視
※定期点検→近接目視
様々な試験によって耐久性を証明しています
複合サイクル試験JASO M609-91(JIS H 8502めっきの耐食試験方法)
無塗装 (キャップ無し) |
無塗装 +キャップ |
部分腐食 +キャップ |
|
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試験前 | |||
80 サイクル |
|||
200 サイクル |
|||
評価 | 腐食が相当進行している | 試験前と試験終了後に 変化なし |
試験前と試験終了後に 変化なし |
水密性試験IEC規格60529にもとづく水密性試験 IPX7等級の水密性を確保
腐食面でも水の侵入無し
試験体設置状況
試験終了後
水深1mに30分沈めても水の侵入無し
振動試験NAS試験(米国航空規格)に準じた振動試験 耐振動性を確保
■試験条件
・振動数:30Hz(1750~1800s.p.m)
・振動回数:30000cycles(約17分)
試験装置にセットした様子
振動数
試験体のずれや脱落無し
耐候性試験スーパーキセノンウェザーメータで3000時間照射
■試験条件
・適用:JIS K7350-2
・照射波長:300nm~400nm
・照射照度:180W/m2
・照射時間:3000時間
・暴露サイクル:1500サイクル
(102分照射→18分照射+水噴霧)
試験結果
紫外線に対して問題なし
暴露試験各地で屋外暴露試験を行っています。
左:キャップ有り、右:キャップ無し
(沖縄県那覇市)
土木研究所沖縄暴露場(沖縄県国頭郡大宜味村)
国土交通省 四国地方整備局 四国技術事務所(香川県高松市)
SHELLPONS(シェルポンズ標識用)
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NETIS:現場ニーズ・技術シーズマッチングの現場試行結果
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