橋梁関連製品・工法

透明ボルトキャップSHELLPONS(シェルポンズ高力ボルト用)

英語:Shell...蓋、海老や蟹の殻
   Pons...ポンっと装着NETIS登録番号:SK-230003-A

ワンタッチで簡単に装着できる透明ボルトキャップ

キャップはドーム型に成形した透明ポリカーボネートをフレームとし、下部にEPDM製ゴムパッキンを組合わせた構造です。
キャップ設置時は母材にゴムスポンジを貼り付け、このゴムスポンジに合わせるようにキャップを被せることで、気密性や水密性を向上させます。

キャップはゴムパッキンで固定され接着剤は不使用です。

製品構造

製品構造

橋梁の長寿命化に貢献

実際に装着した例

鋼橋の連結部に使用する高力ボルトは、一般的に塗装による防錆を施しますが、高力ボルトは形状が複雑で、他の部位に比べて腐食しやすいです。
そこで高力ボルトに本製品を被せることで高力ボルトの腐食を抑制し、橋梁全体の塗替え周期を延長させることが出来ます。
また、既に腐食が始まっている高力ボルトへの使用も有用です。

特徴

  • 高い防錆能力:IPX7等級(水に対する保護レベル)の水密性を有する
  • 点検業務の省力化:透明なポリカーボネートキャップにより内部の状況が把握できる
  • 施工性:接着剤等を使用せず、ゴムパッキンで固定するだけの簡単施工
  • 詳細点検:接着剤不使用の為、キャップを外して点検可能
  • 安全性:米国航空宇宙規格NAS振動試験でキャップが脱落しないことを確認
  • フェイルセーフ:連結ワイヤーで2重の脱落対策

適用範囲

  • M22高力六角ボルト(頭側及びナット側)
  • M22トルシア形高力ボルト(ナット側)

様々な試験によって耐久性を証明しています

複合サイクル試験JASO M609-91(JIS H 8502めっきの耐食試験方法)

無塗装
(キャップ無し)
無塗装
+キャップ
部分腐食
+キャップ
試験前
80
サイクル
200
サイクル
評価 腐食が相当進行している 試験前と試験終了後に
変化なし
試験前と試験終了後に
変化なし
200サイクル後も変化なし

水密性試験IEC規格60529にもとづく水密性試験 IPX7等級の水密性を確保
腐食面でも水の侵入無し

試験体設置状況

試験終了後

水深1mに30分沈めても水の侵入無し

振動試験NAS試験(米国航空規格)に準じた振動試験 耐振動性を確保

■試験条件

・振動数:30Hz(1750~1800s.p.m)
・振動回数:30000cycles(約17分)

試験装置にセットした様子

振動数

試験体のずれや脱落無し

耐候性試験スーパーキセノンウェザーメータで3000時間照射

■試験条件

・適用:JIS K7350-2
・照射波長:300nm~400nm
・照射照度:180W/m2
・照射時間:3000時間
・暴露サイクル:1500サイクル
  (102分照射→18分照射+水噴霧)

耐候性試験

試験結果

紫外線に対して問題なし

暴露試験各地で屋外暴露試験を行っています。

左:キャップ有り、右:キャップ無し
(沖縄県那覇市)

土木研究所沖縄暴露場(沖縄県国頭郡大宜味村)

国土交通省 四国地方整備局 四国技術事務所(香川県高松市)

試験施工

国土交通省 四国地方整備局 福家高架橋(香川県高松市)

SHELLPONS(シェルポンズ高力ボルト用)
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